
[ WORK CALENDAR ]
作業暦カレンダー
農業・林業・漁業・畜産の月別作業スケジュールを一覧。季節ごとのリスクや補助金情報も掲載しています。
林業 ― 11月の勘所
11月は伐採・搬出の継続と来年度の事業計画策定が並行する月。日没が16時台まで早まり、実質的な作業時間は7〜8時間に縮まるため、日中の作業密度を上げる工夫が必要になる。落葉が地面を覆い、斜面での足元が極めて滑りやすくなるため、スパイク付き地下足袋は必須。施業計画に基づく補助金申請は年度末締切が多く、造林・間伐の各種補助金は書類不備で却下されるケースもあるため、11月中に申請書類の準備に着手しておくべきだ。
主要作業
- ○伐採・搬出の継続
- ○来年度の施業計画策定・補助金申請準備
- ○林道の冬季閉鎖準備(積雪地域)
- ○苗木の発注(来春植林用)
- ○境界測量・森林GIS更新
! 注意・リスク
- !日没が早く作業時間が短い(15:30には暗くなる地域も)
- !落葉で足元が滑りやすい:斜面での転倒注意
- !初雪・凍結の始まり(標高の高い地域)
→ 実践ポイント
- →施業計画の補助金申請は年度末締切が多い。来年度分の申請書類は11月中に着手する
# 旬情報・データ
- #紅葉期の広葉樹材搬出
- #シイタケ(秋子)の収穫最盛期
- #冬材の伐採シーズン開始
病害虫・獣害
- !ニホンジカ:冬に向け食害が増加。防護柵の総点検を実施
- !ノウサギ:苗木の冬季食害に備え、ツリーシェルターの設置確認
地域差
- 北海道・東北日本海側:11月中に林道の冬季閉鎖。搬出は11月前半が最終
- 九州:温暖なため12月まで伐採・搬出が可能
来月の準備
12月の降雪前に、林道の側溝清掃と暗渠の詰まり除去を完了させる
届出・法規制
- 伐採届:伐採開始90日〜30日前に市町村へ提出
- 造林完了報告:伐採後の造林完了から30日以内に市町村へ提出義務
税務・届出リマインダー
- 個人事業税 第2期:11月末まで11月末まで
- 固定資産税 第3期
二十四節気と農事
立冬11/7頃小雪11/22頃
冬支度の時期。冬季伐採の道具・機械の整備を開始。初雪の目安。山間部の林道は早めに冬季閉鎖の判断を。
本カレンダーは一般的な目安情報です。地域・年度により異なる場合があります。詳細は各都道府県の農林水産部・漁業協同組合等にご確認ください。 本文中の含水率・活着率・作業効率・飼料効率・日数などの数値は、公的統計の集計値ではなく、一般的な作業暦に基づく実務上の目安として示しています。
公的資料に基づく数値の出典
- 春一番の定義: 気象庁(福岡管区気象台「春一番に関するお知らせ」)
- 間伐率(材積率35%以内): 森林法施行規則第12条第1項第3号/林野庁(森林施業に関する資料)
- 植栽密度(スギ・ヒノキ 3,000本/ha程度): 林野庁(植栽密度に関する資料)
- ワカメの都道府県別シェア(令和6年): 農林水産省「漁業・養殖業生産統計」/岩手県(県勢に関する統計)
- 氷見の寒ブリ水揚げ(豊漁日に1日1,000本超): 氷見漁業協同組合(「ひみ寒ぶり水揚速報」/2026-08-12確認)
- サクラエビの商業漁獲が駿河湾のみである点: 静岡市(公式観光サイト「するがのごくらく」/2026-08-12確認)