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令和7年度漁業で使える補助金・助成金一覧

最終更新日: 2026-03-14 | 出典: 農林水産省、林野庁、水産庁、農畜産業振興機構の公式情報に基づく

漁業の主要補助金 — 一目で比較

漁船リース事業★★☆
設備投資・機械導入
対象:
浜の活力再生広域プランの中核的漁業者(原則55歳未満、法人は償却前利益を確保)
上限:
1件あたり4億円
補助率:
1/2以内
浜プラン支援交付金★★☆
経営安定・改善
対象:
浜の活力再生プランを策定した地域の漁業者・漁協
上限:
事業内容により異なる
補助率:
事業内容により異なる
燃油セーフティーネット★☆☆
経営安定・改善
対象:
漁業者(漁業用燃油を使用する漁業者)
上限:
燃油購入予定数量に応じた補塡額
補助率:
積立: 漁業者1に対し国1〜3(削減目標達成度による)
積立ぷらす★☆☆
経営安定・改善
対象:
漁業共済に加入し、資源管理・漁場改善計画に参加する漁業者
上限:
基準漁獲金額の概ね90%水準まで補償
補助率:
漁業者の積立金に対し国が3/4を補助
新リース事業★★☆
設備投資・機械導入
対象:
沿岸漁業者・漁業法人
上限:
リース方式による漁業用機器導入費(年度・事業規模により異なる)
補助率:
リース料の一部を支援(事業内容により異なる)
水産多面的機能対策★☆☆
環境保全・省エネ
対象:
漁業者等(漁業者、地域住民、非営利団体等で構成する活動組織)
上限:
活動内容に応じた交付単価
補助率:
定額
マーケットイン養殖★★☆
ブランド化・6次産業化
対象:
養殖経営体または養殖経営グループ
上限:
外部評価費支援: 20件程度/回、資材・機材導入費: 詳細は公式サイト参照
補助率:
漁業構造改革総合対策事業として実施(詳細は公募要領参照)
海業推進★★☆
ブランド化・6次産業化
対象:
漁港地域の漁業者・漁協・民間事業者
上限:
事業内容により異なる
補助率:
浜の活力再生・成長促進交付金の一部として実施

漁船・設備の導入に使える補助金

設備投資・機械導入公募中★★☆普通

水産業競争力強化漁船導入緊急支援事業

漁船リース事業

上限額

1件あたり4億円

補助率

1/2以内

窓口

都道府県水産課・漁業協同組合

対象: 浜の活力再生広域プランの中核的漁業者(原則55歳未満、法人は償却前利益を確保) | 所管: 水産庁 | 公募: 補正予算成立後(公募期間が短いため注意)

浜が連携して水産業の競争力強化を図るため、広域浜プランに基づき、中核的漁業者の所得向上に必要な中古漁船または新造漁船のリース方式による導入を支援する事業です。省エネ漁船への転換も対象となります。

✏️sanchi.jp編集部の解説

浜の活力再生広域プランへの位置付けと中核的漁業者としての認定が前提です。リース事業計画書の作成と取得価格等適正審査委員会による審査を経る必要があります。漁協を通じた手続きが基本です。

こんな人向け:

老朽漁船の更新や省エネ漁船への転換を検討している55歳未満の沿岸漁業者

申請のコツ:

広域浜プランに自身が中核的漁業者として位置付けられているかを漁協で確認しましょう。5年以内に漁業所得10%以上向上の取組目標が必要です。取得価格の妥当性審査があるため、リース会社との調整も重要です。

編集部メモ:

浜の担い手漁船リース緊急事業・漁船漁業構造改革緊急事業も同じ枠組みで運用。出典: 水産庁 公式情報。(出典: 水産庁 公式情報)

設備投資・機械導入公募中★★☆普通

水産業成長産業化沿岸地域創出事業

新リース事業

上限額

リース方式による漁業用機器導入費(年度・事業規模により異なる)

補助率

リース料の一部を支援(事業内容により異なる)

窓口

都道府県水産課・漁業協同組合

対象: 沿岸漁業者・漁業法人 | 所管: 水産庁 | 公募: 公募(年度により変動)

沿岸漁業の成長産業化に向けて、漁船や漁業用機器等のリース方式による導入を支援する事業です。養殖設備等の漁船以外の機器も対象で、水産業の競争力強化と沿岸漁業の生産性向上を目指します。

✏️sanchi.jp編集部の解説

リース事業計画書の作成と審査が必要です。漁協を通じた手続きが基本で、経営改善計画の策定も求められます。

こんな人向け:

漁船以外の漁業用機器(養殖設備等)のリース導入を検討している沿岸漁業者

申請のコツ:

都道府県の水産課に制度の最新情報を確認しましょう。漁船リース事業(水産業競争力強化漁船導入緊急支援事業)との使い分けが重要です。

経営安定・改善のための補助金

経営安定・改善設備投資・機械導入公募中★★☆普通

浜の活力再生・成長促進交付金(水産業強化支援事業)

浜プラン支援交付金

上限額

事業内容により異なる

補助率

事業内容により異なる

窓口

都道府県水産課・漁業協同組合

対象: 浜の活力再生プランを策定した地域の漁業者・漁協 | 所管: 水産庁 | 公募: 都道府県を通じて申請

浜プランの着実な推進のため、共同利用施設の整備、産地市場の電子化、スマート化推進、種苗生産施設や養殖関連施設の整備、密漁防止対策、海業推進等を支援する交付金です。

✏️sanchi.jp編集部の解説

浜の活力再生プランの策定が前提条件です。地域の漁業者が協力してプランを作り、所得目標の設定と進捗管理が求められます。事業メニューが多岐にわたるため、漁協のサポートを受けながら適切なメニューを選択します。

こんな人向け:

漁村地域全体の活性化に取り組みたい漁協・漁業者グループのリーダー

申請のコツ:

まず漁協と連携して浜プランを策定しましょう。令和7年度予算は1,952百万円。ハード(施設整備)とソフト(推進活動)の両方が対象です。

編集部メモ:

令和7年度予算1,952百万円。事業構成: 浜プラン推進等支援事業 + 水産業強化支援事業 + 海業推進事業。出典: 水産庁 公式情報。(出典: 水産庁 公式情報)

経営安定・改善公募中★☆☆易しい

漁業経営セーフティーネット構築事業

燃油セーフティーネット

上限額

燃油購入予定数量に応じた補塡額

補助率

積立: 漁業者1に対し国1〜3(削減目標達成度による)

窓口

漁業協同組合・漁連

対象: 漁業者(漁業用燃油を使用する漁業者) | 所管: 水産庁 | 公募: 参加契約は3年間(随時加入可)

漁業用燃油の価格高騰時に、漁業者と国の積立金から補塡金を交付して経営への影響を緩和する制度です。漁業者の燃油購入予定数量に基づき、価格差に応じた補塡が四半期ごとに行われます。

✏️sanchi.jp編集部の解説

漁協を通じた加入手続きで、漁業者個人の事務負担は比較的少ないです。燃油購入予定数量の削減目標設定が必要ですが、基準年購入数量から毎年0.2〜0.4%以上の削減で済みます。

こんな人向け:

漁業用燃油の価格変動リスクに備えたい全ての漁業者。特に燃油コスト比率の高い漁船漁業者

申請のコツ:

漁協を通じて積立契約に加入します。削減目標の達成度により国の負担割合が変わるため(1:1〜1:3)、計画的な省エネの取組が有利です。購入実績が予定数量を10%以上超えると補塡金が減額されることに注意。

編集部メモ:

平成22年開始。燃油価格が7中5平均の108.5%を超えると通常補塡、115%を超えると異常補塡が発動。出典: 水産庁 公式情報。(出典: 水産庁 公式情報)

経営安定・改善公募中★☆☆易しい

漁業収入安定対策事業(積立ぷらす)

積立ぷらす

上限額

基準漁獲金額の概ね90%水準まで補償

補助率

漁業者の積立金に対し国が3/4を補助

窓口

各地の漁業共済組合・漁業協同組合

対象: 漁業共済に加入し、資源管理・漁場改善計画に参加する漁業者 | 所管: 水産庁(実施: 全国漁業共済組合連合会) | 公募: 通年(漁業共済の加入時期に合わせて)

漁業共済の上乗せ補償として、漁獲金額が基準の概ね80〜90%に減少した場合の収入減少を補塡する事業です。漁業共済(80%まで補償)と積立ぷらす(80〜90%)で手厚いセーフティネットを構築します。

✏️sanchi.jp編集部の解説

漁業共済への加入が前提ですが、手続きは漁協を通じて行えるため比較的簡単です。資源管理計画への参加・順守が要件となりますが、多くの漁業者が既に参加しています。

こんな人向け:

漁獲変動や魚価下落による収入減少に備えたい沿岸・沖合漁業者。漁業共済に加入中の方

申請のコツ:

漁協で漁業共済への加入手続きと合わせて積立ぷらすに加入できます。漁獲共済・特定養殖共済に実質加入していることが条件です。純共済掛金の半額程度が補助されるため、実質的な負担は軽減されます。

編集部メモ:

平成23年(2011年)から予算措置で開始。漁業共済で80%まで、積立ぷらすで80〜90%をカバーする2段階方式。出典: 水産庁 公式情報。(出典: 水産庁 公式情報)

環境保全・資源管理に関する補助金

環境保全・省エネ公募中★☆☆易しい

漁場生産力・水産多面的機能強化対策事業

水産多面的機能対策

上限額

活動内容に応じた交付単価

補助率

定額

窓口

都道府県水産課・地域協議会

対象: 漁業者等(漁業者、地域住民、非営利団体等で構成する活動組織) | 所管: 水産庁 | 公募: 都道府県・地域協議会を通じて申請

水産業・漁村の多面的機能の強化に資する活動を支援する事業です。藻場等の保全活動(ウニ・食害魚の駆除、海藻種苗の投入等)や国境・水域の監視、海難救助訓練等が対象です。

✏️sanchi.jp編集部の解説

活動組織の設立と事業計画の策定が必要ですが、都道府県や地域協議会のサポートを受けられます。漁業者等の多様な主体の参画が求められる地域密着型の事業です。

こんな人向け:

藻場保全や漁場環境改善に取り組む漁業者グループ。海の安全確保活動に参加する沿岸地域

申請のコツ:

地域協議会が事業の実施主体となります。藻場保全ではモニタリングの強化や専門家の指導がPDCAサイクルとして組み込まれています。ブルーカーボンの観点も近年重視されています。

編集部メモ:

令和7年度予算概算要求額3,000百万円(前年1,452百万円から大幅増)。気候変動・環境変化による藻場減少への対応を強化。出典: 水産庁 公式情報。(出典: 水産庁 公式情報)

ブランド化・養殖業の成長支援の補助金

ブランド化・6次産業化設備投資・機械導入公募中★★☆普通

マーケットイン型養殖業等実証事業

マーケットイン養殖

上限額

外部評価費支援: 20件程度/回、資材・機材導入費: 詳細は公式サイト参照

補助率

漁業構造改革総合対策事業として実施(詳細は公募要領参照)

窓口

NPO法人 水産業・漁村活性化推進機構(水漁機構)

対象: 養殖経営体または養殖経営グループ | 所管: 水産庁(実施: 水産業・漁村活性化推進機構) | 公募: 年2〜3回の公募(R7年度2次募集は10〜11月)

マーケットインの考え方に基づく養殖業への転換を図るため、外部機関による事業性評価(経営の見える化)と、認定された養殖業改善計画に基づく資材・機材の導入を支援する事業です。

✏️sanchi.jp編集部の解説

養殖業改善計画書の作成と外部評価(事業性評価)の受診が必要です。養殖業事業性評価ガイドラインに基づいた経営分析が求められますが、外部評価費用は補助対象です。

こんな人向け:

養殖業の経営改善に取り組みたい養殖経営体。マーケットインの生産体制構築を目指す方

申請のコツ:

まず水産庁HPで公開されている養殖業事業性評価ガイドラインを確認し、自社の経営状況を把握しましょう。外部評価費支援は最大3回まで利用可能です。資材・機材導入は別途公募があります。

編集部メモ:

養殖業成長産業化総合戦略に基づく事業。対象養殖種はガイドラインが策定済みのもの(ブリ類、マダイ、サーモン等)。出典: 水産庁 公式情報。(出典: 水産庁 公式情報)

ブランド化・6次産業化公募中★★☆普通

海業推進事業

海業推進

上限額

事業内容により異なる

補助率

浜の活力再生・成長促進交付金の一部として実施

窓口

都道府県水産課・漁業協同組合

対象: 漁港地域の漁業者・漁協・民間事業者 | 所管: 水産庁 | 公募: 都道府県を通じて申請

漁村の人口減少・高齢化に対応し、漁港と地域資源を活かした海業(水産物販売、漁業体験、増養殖等)を推進する事業です。漁港施設の利活用制度(最大30年の貸付け)と組み合わせて実施されます。

✏️sanchi.jp編集部の解説

漁港施設等活用事業の計画策定と認定が必要です。漁業上の利用を確保した上で、漁港施設・水域・公共空地の有効活用計画を作成します。民間事業者との連携体制の構築も求められます。

こんな人向け:

漁港を活用した水産物直売所・食堂・体験観光等に取り組みたい漁協や地域リーダー

申請のコツ:

漁港施設の貸付け(最大30年)や漁港水面施設運営権(みなし物権、最大10年)等の新しい制度を活用できます。都道府県の水産課に相談し、成功事例(読谷村・保田漁港・富来漁港等)を参考にしましょう。

編集部メモ:

改正漁港漁場整備法に基づく漁港施設等活用事業制度。漁村の交流人口は約2千万人のポテンシャル。出典: 水産庁 公式情報。(出典: 水産庁 公式情報)

申請前に知っておくべきポイント

漁業の補助金活用で重要なのが「浜の活力再生プラン」です。このプランを策定している地域では、プランに基づく様々な支援事業を活用できます。漁協が中心となってプランを策定するため、まず漁協に相談しましょう。

漁協は補助金に関する最も身近な相談窓口です。漁業共済への加入手続きから設備投資の支援まで、幅広い情報を提供してくれます。水産庁の出先機関(漁業調整事務所等)も専門的な相談に対応しています。

水産業は補正予算で緊急支援事業が措置されることが多い分野です。燃油高騰対策や漁船導入支援など、公募期間が短い事業もあるため、最新情報のキャッチアップが重要です。

よくある質問

Q. 漁船の修繕・建造に使える補助金はありますか?
「水産業競争力強化漁船導入緊急支援事業」でリース方式による漁船の導入・更新が支援されます。補助率は1/2以内で、省エネ性能の高い漁船への転換も対象です。補正予算事業のため公募期間にご注意ください。
Q. 養殖業を始めるための補助金はありますか?
「養殖業成長産業化推進事業」で養殖業の新規参入や規模拡大が支援されます。新魚種の導入や養殖施設の整備が対象で、補助率は1/2以内です。都道府県の水産課や水産研究所が窓口です。
Q. 漁業の補助金はどこに相談すればよいですか?
まずは所属する漁業協同組合(漁協)に相談するのが最も効率的です。漁協が各種補助金の情報提供から申請支援まで対応してくれます。都道府県の水産課や水産庁の地方支分部局も窓口となります。
Q. 浜の活力再生プランとは何ですか?
漁村地域の漁業者が中心となって策定する地域計画で、5年間の所得向上目標と具体的な取組内容を定めたものです。このプランに基づく事業に補助金が交付されます。全国600以上の地域で策定されています。
Q. 燃油高騰に対する支援制度はありますか?
漁業経営セーフティネット構築事業(燃油・養殖用配合飼料の価格安定対策)があります。漁業者と国が積立を行い、燃油価格が基準を超えた場合に補填金が交付される仕組みです。漁協を通じて加入できます。
Q. 漁業共済と補助金は何が違いますか?
漁業共済は保険の仕組みで掛金を支払い漁獲量の減少等を補償するもの、補助金は特定の政策目的に基づき交付される支援金です。両者は別制度ですが、漁業収入安定対策のように共済と連動した補助制度もあります。
Q. 新規に漁業を始める場合の支援制度はありますか?
「漁業担い手確保・育成対策事業」で新規就業者向けの研修支援があり、研修生1人あたり最大150万円/年が最長3年間交付されます。全国漁業就業者確保育成センターで就業相談や研修先のマッチングも行っています。
Q. 水産加工施設の整備に使える補助金はありますか?
浜の活力再生プラン支援事業や養殖業成長産業化推進事業で、水産加工施設の整備が支援対象となる場合があります。6次産業化に関連する施設整備は農林水産省の6次産業化支援事業も検討できます。

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⚠ 免責事項

本ページの情報は各省庁の公式資料に基づいて作成していますが、制度の詳細・最新の公募状況・申請条件は必ず各省庁の公式サイトでご確認ください。補助金の具体的な申請可否については、管轄の窓口にお問い合わせください。

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